top of page

​デグーの飼育について 

私がデグーに出会ったのは2011年秋

その頃は「デグー」の飼育方法などインターネットには殆どなく、あっても外国のサイトばかりでした。

当時の私はすべて手探りの状況でした。

ここ数年、デグーが広く流通するようになり、飼育本も何冊か出ているようです。

デグーの基本は「草食性」

野生のデグーは基本的に牧草と水で生活しています。

基本的には、イネ科の牧草である「チモシー」などを与え、副食としてデグー用のペレットを1日あたり体重の5%を目安に与えます。(体重200gの子だったら、1日あたり10g)

デグーは糖質や脂質を分解しにくい体になっており、

市販されているペット用のクッキーやひまわりの種などの穀類、果実(乾燥・生)などはデグーにとって大変高脂質、高糖質です。

継続的にそれらのエサを与え続けると、糖尿病や肥満、不正咬合、内臓疾患などの病気に繋がるおそれがあります。

基本的にはチモシーなどの牧草を主食とし、補助食として、牧草由来のペレットを与えて下さい。

又、乾燥野菜や、えん麦など与えても大丈夫ですが、あくまでも「おやつ」としてごくごく少量与えるようにして下さい。

 

飼育設備は、2匹程度ならば幅40cm×奥行50cm×高さ60cm以上のケージを用意します。

オススメは、「三晃商会」の「イージーホームシリーズ」

当施設ではイージーホームハイメッシュと、イージーホーム40、​イージーホーム40ハイを使用しています。

しかし、赤ちゃんデグーはハイメッシュだと金網の隙間に頭が入ってしまうので、当施設では母親デグーはイージーホーム40や、イージーホーム40ハイにお引越しをしています。

エサ入れは、基本的には陶器製のひっくり返されないものがいいです。

1日1回、副食としてデグーペレットを与えます。

水入れは、ハムスター用の給水ボトルで十分ですが、飲み口はアルミなどの金属製をオススメしています。(齧って破壊されてしまいます)

当施設のロールちゃんとジャムくんは既に2個の給水ボトルを破壊しています(苦笑)

回し車は、直径25m以上の大型タイプを使用します。

また、齧歯目で齧るのが大好きなデグーですので、齧り木なども入れてあげると良いでしょう。

床材は、アダルトデグーであればケージについている底網でも良いですが、ベビーの頃など、体が小さいと足を引っかけてケガをする恐れがありますので、注意が必要です。

底網を使用すると、糞などが下に落ちて掃除は楽ですが、短くなったチモシーなども一緒に落ちてしまったり、ハムスターなどと違い、トイレを覚えない為、糞尿で汚れて定期的な洗浄が必要だったりと少し手間もあります。

デグーは砂浴びが大好きです。

体についた皮脂や、微生物を取り除くので、砂浴びは必須です。

デグー用の砂浴びのビンなども売っていますが、大き目の100円均一の瓶などで十分です。

砂は固まらないような目の粗い「デグーサンド」がオススメです。

ハムスターサンドやチンチラサンドでも良いですが、粒子が細かいので飛び散ったりすると掃除が一苦労です。


デグーの快適温度は20~25℃、湿度は40~60%が理想です。
高温多湿にならないように注意して下さい。
寒い時はペットヒーターなどを設置して下さい。

bottom of page